姫、あなたが大好きです

姫、あなたが大好きです


ありがとう。ありがとう。

大好きです。いまでもずっと

あなたが大好きです。

犬は3匹飼ってました

蘭は椎間板ヘルニアで、介護無しでは歩けません。

ちなみに犬種はボクサー。

30kg以上ある大型犬。

蘭は生まれつき「アカラス」と言う病気も持ってます

30kg以上ある蘭を、片手で持ち上げながら毎日散歩するのが、蘭と同様、椎間板ヘルニアをもつ母。

昔、母が別の犬の散歩の途中で、まだ手のひらサイズだった犬を拾ってきた。

それが蘭です。

当時、散歩していた犬が姫。

姫の犬種はラブラドールです。

食い意地はってデブ犬です。

4月には蘭と同じボクサーの「力」と言う悪ガキが来ました。


私は蘭が歩けなくなって、初めて一人で散歩に行きました。

母が毎日2回してることが、どれだけ大変かわりました。

家に帰って泣きました。

蘭がこんなに歩けなくなってるなんて、と泣き崩れました。

数日後、姫の食欲が無くなりました。

そんなことは初めてだったので、蘭がいってる大学病院へ行きました。


2008.07/04(金)

私は仕事から帰ると父に

「姫が死ぬかもしれない」

と突然言われました。

姫の病気は

<<腎不全>>

医師が言ったのは

「数値的に生きているのが不思議なくらい」だった。

私は笑って

「姫が死ぬわけないじゃん」

と言った後、自分の部屋で行き泣き崩れた。

昔、亡くなったハナに

「お願いだから姫を助けて」

と、ずーっとずーってお願いした。

前の健康診断では、全く異常はなかったのに。

突然すぎて、受け止められませんでした。


2008.7/05(土)

姫は入院した。

まあ、結果良くなる見込みはなくて、その次の日に帰って来た。

「もって2日」

医師の言葉に、私たち家族はどれだけ涙しただろう。

私は18:00に仕事が終わると直帰した。

毎日毎日。

姫の近くにいたくて

「もしかしたら」

と叶わぬ夢を抱いて。

家族皆で、毎日犬3匹のいるリビングの固い床で雑魚寝した。

姫は一日一日悪くなるのが手に取るようにわかった。

最後に口にした食べ物は

「ほっけのかけら」

それからは水も満足に飲めない状態。

1日に2・3回痙攣発作もあった。

下剤で痙攣を止めた。

酷く苦しそうに見えた。

医師によると「毒素が体に完全に回り痛みが分からなくボーッとしてる状態」だそうです。

不思議だったのが、まだ6ヶ月の子供も病気を患った姫にはじゃれませんでした。

何か分かってるように、優しい顔で見守ってました。

泣きました。

何度も何度も泣きました

家族がいない所で一人で泣きました。


2008.7/6(月)

姫は歩けなくなりました。

下の世話も皆でしました。

便は垂れ流し状態でした。

血が混じり生臭いなんとも言えない臭いでした。

内蔵が毒素にやられ、溶けているようです。

姫は、医師の言った2日を生き抜きました。

毎日毎日、仕事中以外は姫の近くに居ました。

母と父の泣き顔を見ました。

10年前ハナが死んだとき以来でした。

それでも私は涙は見せませんでした。


2008.7/11(金)

仕事が終わったら帰ると兄から連絡が。

「明日、急いでくる」と言いました。

私は「今から急いできて」と言った。

兄はその夜バイクを飛ばして、23:00に帰ってきました。

家族4人で大型犬3匹いるリビングで雑魚寝しました。

私は姫が皆が寝てるとき、姫が痙攣発作をするのが怖く、一人で夜中起きてました。

姫をなでながら。

「大丈夫だよ、ねんねしな」

「姫はいいこだね頑張り屋だね」

など沢山話しかけました。


2008.07/12(土)

朝8:00に皆起きました

昨日は3:00に寝たのに。

私は一人、眠りました。

昼に起きて姉に電話をしました。

姉は日曜日に来ると言っていましたが、

「今日絶対にきて!絶対に」

というと、その日の夜に来てくれました。

皆で姫に話しかけました。

沢山沢山話しかけました。

姫に、「こんなに皆姫が好きなんだよ」っと分かるように。

夜中、姉は、旦那と子供2人がいるので、自分の家に帰りました。

この日は昼間と夕方合わせて、4回痙攣発作を起きました。

苦しそうでした。

発作の時、見たこと無いような怖い顔をします。

牙を立て大きく口を開け、目はひんむいています。

足はピンッと伸び硬直状態。

便と言うより血が流れ出てきます。

1日に10回以上下の交換をしました。

その夜も私は寝ませんでした。

リビングで姫に話しかけてました。

父と兄は疲れていたので2階で寝ました。

けど私も限界だったみたいで、3:00過ぎに眠ってました。


2008.07/13(日)

朝5:00、母に起こされました

「姫が死んでる」

母は静かに言うと

2階の父と兄を起こしに行きました。

姫はとても優しい顔をしてました。

発作ではなく、安らかに逝ったと思います。

今にもイビキをかきそうな、ご飯の音を聞いたら起きてきそうな、寝てるような安らかな顔でした。

その時は涙が出ませんでした。

けど、姫を撫でたら冷たかった固かった。

枕に最適なくらい、暖かくて柔らかい子でした。

マイペースで悪知恵がはたらき、食い意地張ってるデブな犬でした。

ボールには興味のない子でした。

とても優しい子でした。

さみしがり屋で、すぐ後をついてくる子でした。

けど、手のかからない良い子でした。

人の膝や腕を枕にしてよく寝てました。

私が泣いてると近くに来て、顔を舐めてくれました。

猫の茶々とは大の仲良しでした。

いつも一緒に寝てました。

そんな姫が皆大好きでした。

体の固さと冷たさに、私はわんわん泣きました。

ずーっとずーっと泣きました。

何度も名前を呼びました。

姫は起きませんでした。

私の手を舐めてはくれませんでした。

父と兄が下に来ると皆は、静かに泣いてました。

皆で姫の体をきれいにしました。

昼頃姉は1人で来ました。

私同様、わんわん泣いてました。

「姫は頑張ったんだよ、褒めてあげて」

私は、言いました。

皆で買い物に行きました。

姫を火葬するため、花などを買いに行きました。

皆「姫は向日葵がいい」と全員一致

ひまわりのような元気で明るい、いつも笑顔のような犬でした。

家に帰り大きな箱に入れ、沢山の花に囲まれた姫は、とっても綺麗でした。

父母兄姉私そして蘭、力の「5人」と「2匹」で最後のお別れをしました。

火葬し、お骨を皆で骨壺に入れました。

姫の姿はとっても小さくなりました。

家族全員、小さな骨をカプセル型のキーホルダーに入れ持ち帰りました。

姫に教わったことは、とても大きく深い事でした。

後に残されるものの悲しさ。

諦めないことの大切さ。

家族と言う暖かい存在。

大切なものの死の辛さ。

そして、大切なものの死は覚悟なんて出来ないと言うこと。

ありがとう姫、ありがとう

大好きです。

今でもずっと大好きです。

あなたはいつまでも「西○姫丸」。

私の家族です。

姫が亡くなって何日たっても、姫への花や贈り物、手紙は沢山来ました。

そして何ヵ月たった今でも泣いてしまう私を見て、姫は笑ってるでしょうね。

ラブラドールを見ただけで、泣いてしまうなんて。

不思議な事は続きました。

姫が亡くなりってからも、あのほぼ血のような便の生臭い匂いが一瞬フワッとします。

それは父も母も感じたようです。

家だけじゃなく車や買い物の時仕事場など、いろんな場所で。

姫は寂しがり屋だったので

「ここにいるよ」

と言うように、ついてきてるようでした。

そのたんびに私は骨の入ったキーホルダーを撫でます。

小さい声で「いいこ」と言いながら。

姫を思い出して最近泣いた時に、姫は夢に会いに来ました。

幸せだったって、

ありがとうって、

今は友達と一緒で寂しくないって。

一緒に昼寝をしたり、ゆっくり一緒に歩いたり、そんな夢でした。

夢で姫に

「もう泣かないから」

と約束したので、もう泣きません。

姫は幸せでしたと。

姫に出逢えて幸せでしたと。

伝えれるように。

私は笑顔でいます。

姫とは10年以上一緒に居て、沢山素敵な思い出があります。

今は笑顔でしっかり言えます。

姫が大好きです。

今までもこれからも。

ずっとずっとずーっと

私は姫と共に生きます。

何十年後になるかもわからないけど、姫に会う日に笑えるように一分一秒を大切に生きます。

だから姫、その日まで待っててね。

ありがとう。

あなたに出逢えて

私は最高に幸せでした。

ありがとう。

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