俺はボロボロ泣いた。人前で初めて泣いた。

俺はボロボロ泣いた。人前で初めて泣いた。

中学に入り気持ちが荒れはじめ悪い事をたくさんした。

バイク、喧嘩、たばこ、酒、知り合いの兄ちゃんに頼みこんで、入れ墨まで入れていきがっていた。

警察から毎日の様に電話がかかりおかんは頭を下げあやまっていた。

俺はそれを見て何とも感じない程、腐りきっていた。

そんなある日、おかんが病気になり入院した白血病だった。

それから二年後おかんは死んだ。

数年がたち、俺もやっと落ち着いて結婚する事になった。

ささやかだが結婚式も挙げた。

結婚式も終盤をむかえるころ、ばーちゃんが出てきて手紙を読み始めた。

『だいちゃんへ』

と言うタイトルだった。

その手紙は、天国のおかんからだった。

後から分かった話だが、おかんが入院中に書いてくれたのを祖母に預けていたらしい。

俺はボロボロ泣いた。

人前で初めて泣いた。

なぁ、おかん。

本当ありがとう。

俺、おかんの息子でよかった。

おすすめの泣ける話

twitterリンク facebookリンク
Page TOPへ