仕事人間だった親父の退職祝いのカメラを、質屋に売った

仕事人間だった親父の退職祝いのカメラを、質屋に売った

高校の時、親父の退職祝いのカメラを質屋に売った。

俺を疑う親父。

俺をかばうお袋。

でも本当に犯人は俺だって分かった時、親父はどんな気持ちだっただろう。

この件に関しては何故か親父から、怒られた記憶が無い…・

他には怒られた記憶、殴られた記憶が山のようにあれど…

このときの記憶だけ無い。

なんでだろう。

もう20年以上も前の話だけど、親父が死んだ今、気にかかる。

ショックだったろうな…

ひどいことしたな…

親父、ごめんな?

本当に悪いことをしたな…

仕事人間だった親父の退職祝い。

息子に質屋にぶっこまれて、すべてを否定された気になっちまったのかな…

俺、馬鹿だから、ただ金欲しかっただけで、親父を侮辱するつもりなかったんだけど…

あやまっても謝りきれないよな…

カメラは買い戻して、今は大切に保管しとります。

安心して下さい。

本当に申しわけありませんでした。

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