タクシーの中で、涙こらえるのに必死だった

タクシーの中で、涙こらえるのに必死だった

前、実家帰って、帰る時のこと。

俺は母子家庭で仕送りもらってるくせに、冗談めかしに帰りのタクシー代と電車賃ちょうだいと母にせがんだ。

すると母は

「何言ってんの!うちもキツキツで生活してるのに、自分で払いなさい!」

と怒鳴った。

その時、つい俺も腹が立ってしまい、電話でタクシー呼んで、そのあとは母とは一言も口を聞かなかった。

しばらくした後、タクシーがうちに来て、俺は何も言わずに家を出てってタクシーに乗り込んだ。

ちょうどその時、母が財布もって慌てて外に出てきた。

が、その時ちょうどタクシーは発進。

俺は、ついムキになってしまったことに対する自分の情けなさと、母ヘの申し訳なさと感謝の気持ちと後ろめたさに、後ろを振り向くことができなかった。

タクシーの中で、涙こらえるのに必死だった。

とても後味の悪い帰省だった。

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